霊能力者を知るためのメモ

人と人との付き合いは、必ずしも円滑で良いものばかりとは限りません。最初から合わないと感じていたならまだしも、良い関係を保っていた者同士でも、ある日突然その関係に亀裂が入ることはままあります。ちょっとしたケンカなら関係回復も出来るでしょうし、あるいはそこでスパッと関係が終えられるなら禍根も残りません。しかしながら、必ずしも綺麗なサヨナラばかりではないのが現実です。第三者の手を借りることになる離婚調停、いざこざが原因での退職や転職、自分にはもう気持ちが残っていないのにストーカー化する元恋人など、出逢いのときの気持ちの昂りとは真逆の状況が訪れることも今では一般的な話です。
そんな状況に完全に、そしてすぐにでも終止符を打つことが出来る方法として、霊能者の行う縁切り祈願があります。「二度と顔も見たくない」、「人生でこの先、接点を持たなくして欲しい」そこまで強烈な拒否感を持つ物、人などの対象があれば、霊能者による縁切り祈願を受けてみましょう。早ければ祈願後すぐ、相手の存在があなたの視界に入って来ることもなくなります。
では霊能者の行う縁切り祈願とは、いったいどのような霊能術なのでしょうか。ひと言で表せば、“縁結びの逆”になります。二人の赤い糸を結ぶ、元々縁の無い相手と強制的に縁を作り出して結ぶ、天職や仕事との良縁をつなげるといった、縁と言う名の魂をつなげる霊能術と真逆のことを行うのが縁切り祈願になります。強い念の力で、スパッと二人（二つ）の間にある霊的なつながりを切り離し、お互いの魂が反発し合うようにすれば、この先も二度と接点が出来ることは無くなります。
縁結び祈願と縁切り祈願、そのどちらも出来る霊能者に聞くところ、縁切り祈願の方が精神力や体力をより大きく取られるとのことです。マイナスの念というものはとても大きく、それを切り離すのは容易ではないのです。思い出が多ければ多いほど未練がとても増大してしまうように、一度つながって霊的に縁が出来た場合、それまでの感情的つながりも断ち切って消し去る必要が出てくるからです。それに未来予知や予知透視の出来る霊能者によっては、見えた未来図から完全なる縁切りをしてしまうと、たとえば復縁や復活愛の可能性を完全に消すことになるので、縁切り祈願はなるだけ控えたいと話す霊能者も中にはおられます。いずれにしても、縁結び祈願を依頼するときよりも、縁切り祈願を依頼するときには、その前に充分考えてから決定をする方が良いでしょう。