“的中率の高さ=霊能者の霊能力の強さ”と言っても良いでしょう。的中率の高い霊能者というのは、相談者の過去、現状、そして未来がそれだけ見えていることに他なりません。霊能者が、話してもいない過去をズバズバと言い当ることは、霊能者に対して怖いと言うよりもむしろその凄さの方が先行します。実際にリピーターとなってその霊能者に相談するのは、実際にその霊能力に触れて霊能力の高さを実感したからこそ。的中率の高さという実績を残している霊能者ほど、多くの相談者が信頼を寄せ、また長く電話占いの第一線に立つことができるのです。
“輪廻転生(りんねてんせい)”という考え方があります。私たち人に限らず動植物すべては身体、すなわち容器となる肉体を様々に交換して、同じ魂のまま何世代も生まれ変わっているとされるものです。ふとしたときに起こるデジャブなども、実は今世の前の世代に生きていたときの記憶が表層に出てきた結果だとされています。そして過去世のことを前世、次に輪廻転生する(生まれ変わる)来世のことを後世と呼びます。
霊能者や霊能力者の中にも、相談を受けた際に相談者の前世を透視して見ることがあります。それと言うのも、恋愛相談だったり仕事の相談だったり内容は違っていても、諸問題の原因が前世にあることも多く、前世透視を行うことで問題の因果を解き明かして解決をもたらすことが出来るためです。霊能者が前世を透視すると言うことは、単に「貴女の前世は中世の騎士でした」とか「商家の一人娘でした」といったことを見るだけに留まらない、前世でなにが起こり誰と関わったことでどんな因縁がそこで発生し、それを解消するにはどうすれば良いのかといったことを読み取るのです。
ところで、前世とはいくつの世まであるのでしょうか。ある霊能者によれば「何世代前の前世まで見えるかは、霊能者の能力に左右するでしょう」とのことです。5代前まで透視可能な霊能者もいれば、3代前の前世までしか透視できない霊能者もいます。さらに能力の差というものは、前世で何が起こったか、どんな一生を過ごしたかを見る精度にも影響を及ぼします。単にどんな人生だったか程度しか見えない霊能者もいれば、今世の因縁の詳細まで見える霊能者もいるのです。ですから“前世透視”が得意な霊能者を探す際は、何代前の前世まで見えるかといったことも参考のひとつにしましょう。ただし、仮に10代前の前世まで見えるといっても、それまでの世で因縁を解消している場合もあるので、参考にすべき必須項目では無いでしょう。
前世が今の貴女の魂が生きていた前の世代なら、生まれ変わる次の世代を後世、あるいは来世と呼びます。予知透視というのは、今世の貴女の未来を的中させるものであり、一方で後世透視とは来世以降の貴女の人生を見る霊能力です。生まれ変わった世ではどんな人生を送るのか、あるいは今世で発生した因縁が来世でどんな影響を与えるのか、それらを霊能者が言い当ててくれます。